今日は割と暇だったので
珍しくFXしちゃうぞ〜と
ビットコイン触ってたら大損こいたBJです
素人は絶対FXに大金をかけたらダメだぞ
で、暇な時と言えば最近Twitterで
私がめっちゃ女々しいことを書いた
何だろうなぁ、私が医者であるということは私の努力も少しは生きているんだが…。(医学部に行ける環境とかは恵まれてなきゃ行けなかっただろうしそこは私の能力では無いが)
— BLACK🦍JACK[TRX教団×M一門] (@BJ_TRON) July 2, 2018
そこを何か言われると凄く辛いな…自分は偉いと思ったこと無いけれど、はたから見たら偉そうに見えていたか。悲しいもんだな
そこでのリプで
「多忙な中」と言う励ましのお言葉を頂いたが
多分医者はそんなに皆が思ってるほど
24時間常に忙しくて死にそうになることは
ほぼ無い(救急除く)
(過去に土曜の朝から月曜の朝まで当直をしていて
24時間一切座れなかった当直があったので
たまには忙しくて引き笑いしか出来ない事もある)
クソ当直については又まとめるとして
今回は暇な時にしてた遊び(ローカル)を
紹介しようと思うけど
これ他の先生はしてないと思う…
基本的に今の職場の上司(院長)と私は仲が良いので
仕事が終わった後も医局で雑談をよくしている
今の入院受け持ち患者数は私は40人くらいだが
昔は70人くらいだったらしい
よくそんだけ入院患者持ってたなと思うが
当時は皆そんな感じだったそうだ
待遇良くなったのかねぇ…
で、院長も若かりし頃は医局に残って
他の先生と時間を潰していたらしい
趣味で
とある僻地医療地域だと医者が少なすぎて
院長、副院長、医局長、ヒラ一名
の四人体制医局で200人程度の病床の病院を診る
こんなに医者がいない…
まぁ普通に割ると一人頭50人になるが
院長は僻地の会合にしょっちゅう行くし、
副院長は不在の院長のために院内の会議に出るので
実際は医局長とヒラの2名で
入院患者ほぼ全員を診ることになる
当直も当然医局長とヒラで回す
他の増援はパートで大学から派遣されてくる非常勤医師だが
僻地は帰ってもやることがないので結局は
当直医と医局長とヒラで医局に残って
ダラダラと診た変わった症例の話とか
変わった体験の話とかを医局でやっていたそうだ
と言うか私もやってたな…何もないし帰っても
因みに今さらっと書いたが
当直を回す医者が3人しかいないので
基本的に二日に一回は当直をする羽目になる
当直中に溜まった書類を書いたりすると寝れない
自分の僻地にいた時はMAX週4日当直してたので
(常勤先+大学病院をさせられていた)
当直が無理で大学病院辞める先生もいると思う
こんな状態なのにで今流行りの
高度プロフェッショナル制度
の話をニュースで見て
「え?」ってなってたので医者は大概おかしい
いや、残業時間とか見られたらまずいって
大学病院の時タイムカード押したらダメって()
さて、話を医局の雑談に戻すと
院長は本当に話が上手で
何回聞いても絶対ウケる鉄板ネタ
をいくつか持っている
めちゃくちゃ仕事をしない医局員をクビにする時
逆恨みした医局員がハンマーとナタをバッグに入れてた話とか
(結局言葉巧みに誘導して凶器は渡してもらったらしいが
刃渡りも結構なサイズだったらしく一歩間違えたら多分死んでる)
「娘に覚せい剤打ったら痙攣してるから診てくれ!」
と夜中にオッサンが女性を連れてきた話とか
(これは他にも面白い話が付属しているが割愛)
二人体制で当直していた時、(内科と外科)
外科の先生がすげえイビキで悩んでたら
突然夜中にイビキが止まってそのまま()
とか。
まぁ色々あるわけです。
当直室でうんこ漏らした先生の話に至っては
副院長が翌日漏らされたベッドで寝ることになって
すげぇ大変だったとか話は枚挙にいとまがない。
で、私が聞いていて時々院長と
「あのゲームしましょうよ」
と誘う知的なゲームがあるのでご紹介する
使うのはとにかく古くて分厚い薬の本のみ
理想としては数千Pくらいあるやつ
(今日の治療薬とかは薄いから楽しくない)
そしてその本を適当にバッと開いて
適当に指差した薬の名前を相手に告げ
告げられた側は自分なりにその薬の効能とかを当てるゲーム
結構これが全然知らん分野が来ると全くわからないし
これわからんやろと思って読み上げたのに
相手がさらっと答えられたりすると悔しい
これのために無駄に薬の名前を覚えてた時期があった
ポイントとしてはめっちゃ真面目に答えること
例えばこんな感じになる
「リズモン」
パっと考えたら
「リスのポケモン?」
としか思えないが
「リズモン…リズム…リズミック(血圧の薬)の仲間!
作用効果は緩やかで一日一回の内服で十分な効果を得られる!」
みたいな感じだ。
因みにこれは点眼薬で緑内障に効果があるそうです
知るか!!!
関連項目に載ってる薬とかも一緒に見て
記憶出来ると非常に良い勉強になるが
古い本(知らん薬が多いので古いのを選ぶが)なので
もう薬自体売ってないことも多い
ドプスとかドブポンとか
めっちゃ名前が似ている薬も罠になる
ドプスは抗パーキンソン剤(ドロキシドパ)だが、
ドブポンは急性循環不全における
心収縮力増強の(ドブタミン塩酸塩)薬だ
実際似てる名前の薬での事故は怖いし、
電子カルテなどにより事故は減ったと思う
というか電子カルテでも注意が出てても無視すること多いが…
(これも問題だと思うがガチガチに決められた通りにすると
治療が成り立たないということも多くありまして…)
そして気づいたら午前2時とかになってるので
そのまま帰れる人間はそのまま一蘭に行って食って帰り
当直医はそのまま仮眠を取ったりしております
正直当直してる方が睡眠時間長く取れることも多い
でも雑談で困ってる症例の話をポロッとして
後々めっちゃ助かるヒントをくれたり
カルテとデータ見に来てくれてて
後でアドバイス貰えたりするから貴重な時間ではある
自分が時々上に教えることもあるし
症例との出会いってのは経験年数に関係ないなと思うことも多い
最近皆定時で帰っちゃう先生が多いけど
夜中の医局は結構おもろいこと話しております
下ネタとか誰と誰が今出来てるとか
警察沙汰になった話も何個かあるけどまぁそれはまた今度。